平成29年 9月5日
弘前市立第3中学校 職場体験

バンドーでは弘前市内に4カ所グループホームを設けており、今年度は総勢23名の生徒を受け入れ致しました。

弘前市立第三中学校 福祉体験学習

① 奉仕活動を行うことによって福祉に対する認識を深める

② 異世代の人たちと関わることで、表現力やコミュニケーション能力を高める

③ 奉仕活動を通し、思いやりの気持ちを育む

を目標に来訪しました。

 

バンドーでは1ユニットが1つの家族のように過ごしていただいておりますので、基本的な決まりごとはありますが、生活スタイルなど入居者様に沿うように努めておりますので各ホームそれぞれの特色があります。

 

グループホーム弘前ではカレーを作るお手伝いをしてもらい、入居者様と一緒のテーブルで昼食をとっていただきました。

身長の高い男子生徒には普段職員の手の届かない窓などを掃除してもらいました。張り切って掃除してくれたのでTシャツが汚れてしまい、バンドーの黄色いポロシャツを着ていただいたのですが、ニコニコと明るい笑顔で入居者様や職員と接してくれる様子はバンドーの職員の一員に見間違うほどでした。

また将来の夢が科学者か、お医者さんだという生徒は足浴体験の説明の際、とてもまじめにメモをとり、実際に足浴を体験した時は手際が良く職員も安心して任せられたということでした。日頃真面目に勉強にも取り組んでいるのだろうなと感心致しました。

体験した日は天気が良かったので職員、入居者様と皆で近くのコンビニまでお散歩とお買いものもしました。

グループホーム弘前城北でもカレーライスをお手伝いしてもらい、車イスの車輪の掃除や、実際に車イスに乗って体験するなどの車イスレクチャーをしました。また入居者様と一緒に新聞紙で箱を作ったり、童謡の歌を歌ったりしました。

ビックリしたのは童謡の曲を子供たちがあまり知らないことでした。テレビなどから童謡が流れ耳に入ってくることが少なくなったのかなぁと考えさせられました。

その他にも一緒にパズルや塗り絵、折り紙なども行っております。

グループホーム弘前公園では昼食のお手伝いもしてもらいましたが、生徒の皆さんにはおやつの時間のお菓子作りにも参加してもらいました。

足浴体験では入居者様がお孫さんと間違えて涙する方や、優しすぎてくすぐったいなど、涙あり、笑いありの楽しい時間を過ごされたようです。

皆で敷地内の草むしりもしていただいたのですが草刈りカマを初めて触ったという生徒もおり、異世代の交流がなければ体験しないことなのかなぁと考えさせられました。バンドーでは草刈りカマを上手に扱う職員がいますので勉強になったのではないかと思います。

グループホーム弘前安原では季節を感じる秋の壁飾りをしてもらいました。

こちらのホームでは楽しい時間を過ごして頂こうとレクリーション重視でカルタ取り大会、昔の歌詞本を見ながらカラオケ大会など盛りだくさん楽しみました。

中でもカルタ取りでは入居者様も生徒の皆さんも真剣に勝負して白熱した戦いになったようです。生徒たちとのじゃんけん大会では勝利者へ折り紙で作ったメダルのプレゼントをもらい早速部屋へ飾る方もいました。

特に印象に残ったのは生徒たちが考えたジェスチャーゲームで、生徒の皆がボーリングのピンになり入居者様がボールを投げるとピンが転がったように動き回る姿はとても面白くホールに笑いが響きました。

体験学習をするにあたり風船バレーや歌など様々なレクリエーションを考えてきていただきました。
核家族化が進み高齢者との関わりも少なくなり、入居者様とうまく交流できるか少し心配でしたが、レクリエーションを通して楽しく関われたのではないかと思います。

生徒の方々も今回の高齢者との関わりを持つことでこれからの生活にも役立ってくのではないかと思います。これからも地域の皆様と交流を持ち、地元に根付いた運営をしていきたいと考えております。